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短い夏が終わり、
冬がやってくるほんのちょっと手前が
北海道は道東の秋。
あっという間に色づく木々は、
雪に覆われていくまでの一瞬を彩る。
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秋の雨は冷たい。
ほんのあと数週間もすれば、
これは雪に変わるのだろう。
大雪では既に積雪を観測し、
阿寒国道では雪がいつ降ってもおかしくない。
長く厳しい冬の準備をはじめなければ。
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牧草もその役割を終え、
これから数カ月雪に閉じ込められる。
また雪が融け、春が来るまで
土にいっぱい栄養分をためる。
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秋が深まり、
雪が最初に武佐岳を白く染め始めると、
すっかりクマザサも色が変わり、
紅葉しない部分の色あせたような部分が
もう目の前まで冬が迫っている事を
教えてくれる。
そろそろお山を降りるとしよう。
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平地ではカラマツが美しく染まり、
道路も赤く染まる。
わずかな防風林の間のまっすぐな道は
さながらロマンティック・ロード。
この林を抜ければ、冬が待っている。
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